Mステのキスマイメドレーが最高だった。

2016年8月26日。Mステのキスマイメドレーは一言で表すと「真骨頂」でした。アイノビート・FIRE BEAT・Shala la☆Summer Timeの３曲をホームでは無くキスマイをはじめジャニーズに興味がない人が見ているミュージックステーションという国民的番組で披露したことに、なんていうかカタルシスのようなものを感じました。

27時間テレビのキスマイ×JUMPの紹介VTRでは、「全員もれなく男前」とアイドルらしいキャッチコピーだったHey!Say!JUMPに対し、「日本一カッコいいブサイク、バラエティ最強ジャニーズ」というキャッチコピーだったKis-My-Ft2。これは褒められているのか…？（笑）

ジャニヲタを公言していない私の友達にはもちろんジャニヲタはいないので、基本的に厳しい意見が多い。「この顔でジャニーズなの？」「カッコつけてるけど前の３人だって大したこと無いよね？」「シーハーハーのやつしか曲知らない」「あの曲ウケる（笑）」しかし、否定的な意見を言う割にはみんなキスマイbusaiku？！を見ている。何ならキスブサでしかキスマイを知らない。とてもせまい世界ですが私の友達の声を世間の声とするならば、キスマイ＝バラエティ。カッコ良く無いけど面白いから嫌いじゃ無い。代表曲は良く分からない。こんなところでしょう。

前置きが長くなりましたが、このイメージを良い意味で裏切ったのがミュージックステーションだったと思います。

いつも通りの北山さん中心のトークに、二階堂くんが遠くからパスを出して千賀くんがゴール。CM明けに衣装チェンジするも各々バラバラにポーズをして…と一応ここまで通常運行。

曲が始まった瞬間にスイッチが恐ろしく変わっていることに気付いて鳥肌。

最年長北山さんがとにかく攻めまくっている！！！藤ヶ谷くんも玉森くんもカッコいいのは言うまでも無い。そして、何より世間を裏切ってくれたのは舞祭組の4人！千賀くんは割と一般的にもイケメンだと判断されていると私は思っているが、アニメヲタクでお馴染み宮田くんも歌下手でお馴染み横尾さんも正真正銘ジャニーズだった。自担二階堂くんもどうやらTwitter上でキスマイを知らない人に見つかったらしい程にカッコ良かった。

ここでいうカッコいいは単にルックスが、という訳ではない。ギラギラしたロック曲をキスマイなりに表現したことによって生まれるカッコよさだと思った。

その直後にローラースケートに履き替えて歌うShala la☆Summer Time。さっきまでのギラギラしたパフォーマンスとは一転、キラキラ笑顔。高低差に耳キーンなr(多分これはもう古い。笑)

でも、この日のキスマイはファン的には珍しいキスマイでは無かったと思う。コンサートのDVDを再生したら大抵こんな感じだから。ギラギラ踊ってキラキラ歌ってMCや大喜利で笑いも取る。これがキスマイ。

これをMステで披露したことに大きな意味がある。多くの人に意外とカッコいいキスマイを見せることが出来た。今まで散々ブサイクだの何でこいつらがジャニーズ入れるの？と言われてきたモヤモヤ(ここがネタになって良いこともあるけれど)が解消された気がした。ほら、キスマイって凄いでしょ？！って。

でも、ここからがまた凄いところ。この後にまた再び落ちることが出来る。あんなにカッコよくて世間を驚かせたのに、キスブサで下位になって「やっぱりこいつブサイクwww」と笑わせることが出来る。あんなにカッコ良かったのに？！と。この高低差こそがキスマイの沼であり、他のグループとは違う楽しみ方だと思う。

最後に１つだけMステのスタッフさんに文句を言うとすれば、FIRE BEATのサビでなぜ腰を映さない？！という点でしょう（笑）